1968-07-121時間 25分
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概要
剃刀で斬った女の喉笛がヒューヒューと音を立てた夜から、この恐ろしい復讐が始まる。日本に数ある魔性の蛇伝説、民話に材を取り、身の毛もよだつような女の執念と呪いを描いた怪談映画。名匠中川信夫監督が趣向を凝らした恐怖の見せ場を12場面用意し、連続する戦慄シーンとエロチシズムで展開する怪奇性豊かな怪談映画の名編。 明治の初め。深い山々に囲まれた北陸の大沼村、大地主・大沼長兵衛の支配下に小作人たちは借金と悲惨な生活に喘いでいた。年貢を納められない小作人・弥助一家は長兵衛に田畑を取上げられ、堪りかねた弥助は路上でひとかけらの温情を乞うが、大沼長兵衛は馬車で弥助を轢き殺してしまう。しかも弥助の妻すえ、娘のあさは大沼家の過酷な機織奉公を強制され、すえは長兵衛の妻政江に虐げられて見る見るやつれ、あさは大沼家の長男武雄の好色な目に晒されていた。そんな折に、大沼家の庭に現れた一匹の蛇を使用人たちが殺そうとしていたのをすえが救ったが、蛇は不吉と嫌う長兵衛は力任せにすえを蹴り倒した。打ち所が悪かったすえは“蛇になって…”と呪いの言葉を残して死ぬ。更にあさは使いの帰り道で武雄に暴行される。絶望の果てにあさは母すえの亡霊をみる。あさはすえの墓前で咽喉を斬って自害する。その夜からすえの亡霊はヒューヒューと不気味な音を立てて長兵衛や武雄を脅かして恐怖に陥れる。長兵衛の妻政江が食事をとろうとすれば茶碗の中は灰や消し炭であったし、また長兵衛の行くところすえの死顔が張り付き、武雄が新妻を抱けば新妻の柔肌はザラザラと蛇の鱗におおわれていた。発狂した武雄は鎌で咽喉を斬って果てるとその屍にはびっしりと蛇の鱗がこびり付いていた。追えども払えども昼夜なく絡みつくすえとあさの不気味な蛇の影に大沼家の乱心狂気は頂点に達していた。あまりの恐怖に長兵衛は蛇の怨霊を落そうと巫女を呼んで祝詞を挙げ、蛇という蛇を狩り集め火の中に放り込んだ。炎が蛇の舌のようになってすえとあさの死顔が現れる。すかさず長兵衛は刀を一閃するが、血まみれに倒れたのは妻政江だった。猛然と襲い来る蛇を斬り払う長兵衛は、遂に自らの咽喉に刀を突き立てた。
1905-04-18
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